あれからもう73年…
僕は『もはや戦後ではない』と言われるようになってから生まれたから、直接経験したわけじゃないけど、戦争の傷跡というか後遺症は目にしてきた。
毎年この時期はあの頃を振り返っていろいろと考える
家族を亡くした人たち
家をなくした人たち
仕事をなくした人たち
戦争は利益を生むから、どさくさに紛れて成功した人もいるだろうけど、何も失わなかった人はいないんじゃないだろうか
終戦73年、平和へ祈り=陛下「深い反省」、4年連続―平成最後の戦没者追悼式(時事通信) - Yahoo!ニュース
天皇陛下は今年もお言葉の中で4年連続となる『深い反省』という言葉を使われた。
私たち日本人が戦争を始めたことへの反省なのか、あるいは戦時中の反省なのだろうか。
ときに世の中は、向日葵のようにいっせいにある方向に向くことがある。
そして走り出したら簡単には止まれない。
今のネット社会にしても、テレビやマスコミにしても、便利だが不十分な情報と理解で世論を暴走させてしまうと、かつてのような失敗を繰り返してしまうのではないかと、つい一抹の不安を覚えてしまうのは僕だけだろうか。
情報を拡散する力を持つ人が、もしも意図的に情報を操作して広めるとすれば、それはぱっと見はもっともらしく聞こえることだろうし、賛同する意見も増える。
そして情報を操れば世の中も操れる
戦時中も大規模な情報操作があったし、偽の情報が飛び交ったことも多いとか。
現代は人類史で最も情報が拡散している時代。
物事のとらえ方は、人それぞれだと思う。
テレビ、ネット、SNSも含めて、〈1つの記事1人の主張〉だけでなく、幅広く情報を集めて自分で真偽を見極める習慣をつけることは今の時代以降、特に大切なのではないだろうか。