美しき不思議なニッポン ニュース逆さ読みブログ

なんだかおかしな世の中になったもんで… 海外から見た日本の不思議なところにつっこみを入れてみましょう。逆に海外の変なトコも小さな声でご紹介しやすw

佐賀県警の対応と長崎県の東京オリンピック聖火ランナーの辞退理由の隠ぺい誘導から見える役所の体質

九州独特の対処方法

長崎県の役所や佐賀県の警察組織に日本中から注目が集まっている。

日本の歴史を振り返っても、九州地方は中央政権から離れた外様大名が治め、地理的にも政治的にも目の届きにくい場所だった。

ある意味、日本の隅に存在する組織の実態はどうなっているのか。

太宰府の事件

佐賀県警については太宰府市で起きた2019年10月20日の女性暴行死事件に関しての多数の報道の通りだ。

事件前に親族が危険を訴えて何度も佐賀県警の鳥栖署に相談したにも関わらず、十分な対応がされなかっただけでなく、被害届についても勝手に相談者の意志と異なる取り扱いになっていた。

数百万円にも及ぶ金銭的な損害や、録音などの証拠があったのに、だ。

署員はいろいろな意味で、こうなるとは予測していなかったとは思うが、遺族は『まともに取り合ってくれなかった』と悔しさを滲ませる。

女性では九州初となった佐賀県警本部長は、世論の批判を受けつつも繰り返し署の対応に問題はなかったとの説明を繰り返し、結局「体調不良」で移動となった。

普通の見識の持ち主であれば、これほどの状態の相談を聞くに及んで警察が無視するのは何かが麻痺しているか、そうでなければ背後に何らかの力が働いていたのではないかと推測するのではないだろうか。

 

長崎県の対応

五輪会長(当時)の発言によって、全国で聖火ランナーやボランティアの辞退が相次いでいる。

news.yahoo.co.jp

上の記事の長崎県の女性はランナーを辞退する理由について記載したのに、県から『諸般の事情』にしてはどうか、などと繰り返し提案されたという。

これまで長年の間、公務員の書く文章で諸般の事情とあれば公表できない理由がある事は暗黙の了解だったとはいえ、民間人に対してもそれを操作しようと働きかけたことが話題となっている。

役所仕事には透明性を

県側は本人のことを思って…と後から付け足したような釈明をしているが、これでは県から中央に対しての対面のために、個人の意思を隠ぺいしようとしたと受け取られても仕方がない。

20年前であればそれも全国で通用しただろう。

組織力で個人の考えを覆っても、新聞社やテレビ局ならいざ知らず、情報発信力のない庶民は泣き寝入りするしかなかった。

が、今はネット社会。

情報は瞬時に拡散するし、隠ぺいを画策しても自分の首を絞めることになる。

長崎も佐賀といった日本地図の隅にある組織も、そろそろ21世紀の方式に足並みを揃えていかなければならないだろう。

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